警視庁物語 逃亡五分前
シリーズ第1作。
深夜の深川でタクシー強盗殺人事件が発生。警視庁捜査一課は犯人を常習犯と断定し、遺留品を手がかりに捜査を開始する。まずこのタクシーを利用した農林省の官吏に疑惑の目が向けられるが、情婦の証言から白マスクに革ジャンパー姿の男が捜査線上に浮上した。続いて新橋で同様の手口の自動車強盗事件が発生するが、被害者の遺体が消え去っていた。そのころ東京駅の理髪店で、血の付いたシャツを着た客がいるとの通報があり、宮川刑事が尾行したところ、男はホテル・トウキョウに入っていくところを目撃する。